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医療通訳
医療通訳(医療系)の仕事内容とは
医療通訳は病院をはじめとする医療機関において、患者や来院者が日本語を話せない場合に、来院者と医師との間に立って会話する通訳を指します。通訳という仕事は一般的に非常に高い言語能力が必要です。特に人の命に関わる医療通訳は正確な翻訳力が求められます。医師や患者の発言を正確に翻訳するだけでなく、お互いの国の文化や宗教の違いなどを理解した上で、患者が最善の治療を選択できるようサポートしなければなりません。
一般的に医療通訳は他の業務と兼任になるケースが多いです。普段は医療事務や医療秘書として勤務して、日本語が話せない患者や医療関係者が来院した際に通訳を担当することがほとんどです。
目指し方、キャリアパス
医療通訳になるには、専門学校などの教育機関で日本医療教育財団が定める「医療通訳技能認定試験」に合格して資格を取得する必要があります。決して簡単な資格ではないですが、日本には医療通訳技能認定試験の合格をサポートしている専門学校があり、中には中国語の知識がゼロの状態から資格取得を目指せる専門学校もあります。
医療通訳技能認定試験の資格とは別に、中国語の語学スキルを証明するためにHSKや中国語検定の資格を取得しておくことも必要です。医療通訳の仕事は中国語を使う仕事の中でも特に専門的で難しい内容の中国語を扱うため、HSK6級や中検1級の取得が望ましいです。
医療通訳(医療系)のやりがい
グローバル化に伴い、日本国内の医療現場において日本語が話せない外国人の病院患者は年々増加しています。医療通訳は日本語を話せない人が日本で最善の治療を受けられるようにサポートする非常に責任の大きい仕事です。特に中国は観光やビジネスにおいて日本との関わりが深い国であり、日本で生活する中国人の人口は多いため、中国語の医療通訳に対するニーズも大きいと言えます。
持っていたい中国語の資格
- HSK 6級
- 中国語検定 準1級・1級
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中国語専門学校3選
2021年2月現在、中国語の専門学校のうちオンライン授業を実施している学校をピックアップ!学費や就職率・資格取得率などで比較してみました。
スペースチャイナ外語学院 | 駿台外語&ビジネス専門学校 | 日中学院 | |
---|---|---|---|
入学金+授業料 | 75万円
入学金10万+
授業料65万+ 合計75万円 |
99万円
入学金12万+
授業料87万+ 合計99万円 |
77万円
入学金10万+
授業料67万+ 合計77万円 |
その他費用 | 設備維持費 教材費 留学費 |
施設費 教育行事費 |
諸経費 テキスト代 中国短期留学費 |
学科 | 中国語専門科2年 | 中国語学科 中国語コース2年 |
中国語本科2年 |
オンライン授業について | 〇 オンライン授業+現地実習や留学で、登校期間を最短2週間まで短縮可
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△ コロナ終息後にオンライン授業が終了する可能性あり
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△ コロナ終息後にオンライン授業が終了する可能性あり&一部科のみオンライン対応
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取れる中国語の資格 | 中国語検定試験2級・3級 HSK試験3~5級 |
中国語検定試験2級・3級 HSK試験5級 |
中国語検定試験準1級 HSK試験6級 |
就職・資格合格率 | 100% 就職率:(2014年度~2018年度)/合格率(期間不明) |
記載なし | 記載なし |
登校必須期間(1年ごと) | オンライン (入学時オンラインを選択した場合は登校なし) |
オンライン+週2~3回登校 | オンライン+週4回~登校 (オンライン可の授業を選んだ場合) |
公式サイト |
2021年2月調査時点で「通学+オンライン授業」を実施している中国語専門学校の中から中国語専門コースのある学校をピックアップしました。※新型コロナによるオンライン対応を含む
専門学校を卒業すると「専門士」の称号が得られますが、これには2年の修業年数が必要です。専門士の称号を得ることで、客観的に中国語を専門的に学んだとアピールできます。また、専門士を取得できれば、大学への編入も可能です。そのため、2年制コースで比較しています。
専門学校は、文科省の規定により全日程の四分の一は、登校の必要があります。